SORIN GROUP

不整脈関連製品部門

リヴァノヴァ㈱のペースメーカーは, 日本ライフライン(株)が国内輸入販売元となっております。

不整脈関連製品

心臓は筋肉だけでできている臓器です。その筋肉(心筋)が規則正しく脈を打つ(拍動)のは、弱い電気が筋肉の中を伝わって刺激を与えているからです。刺激を与える電気は心臓の上部にある洞結節(どうけっせつ)というところでつくられ、電線の役目をする組織(伝導路)を通って心筋全体に伝わります。

自律神経に問題が生じたり、虚血性心疾患(心臓の筋肉(心筋)に血液を送る冠状動脈が狭くなったり、塞がったりして、 そこから先の心筋が酸素不足に陥る状態)などの心臓の病気により洞結節や刺激伝導系などの電気的系統に異常が生じると、脈が乱れる「不整脈」が生じます。不整脈には、脈の遅くなる「徐脈性」と脈の速くなる「頻脈性」があります。

ペースメーカーとは

徐脈性不整脈の治療は、ペースメーカにより行われます。ペースメーカは、植込み型の小さな医療機器で、通常、左または右の鎖骨下の皮下に植え込まれます。ペースメーカは内部に電子回路と電池が組み込まれており、付属の導線である「リード」を通して心臓内の電位(電気の流れ、高低差)を測定・監視し、ペースメーカが除脈を検知すると、リードを通して心筋に電気的刺激を与えます。人工的な電気的刺激によって心臓の収縮を引き起こすことにより徐脈を補整し、正常な鼓動をさせるようにします。なお、このペースメーカにより脈拍を必要な速さに整えることをペーシングといいます。

ICD(植え込み型除細動器)とは

いわゆる致死性の重症頻脈性不整脈(心室頻脈、心室細動など)の治療にはICDが使われます。ICDとは植え込み型除細動器のことであり、Implantable Cardioverter Defibrillatorの略です。ICDには内部に電子回路、電池および電気ショックのためのエネルギーを蓄えるコンデンサーが組み込まれており、ペースメーカと同様にリードを通して心臓内の電位を測定・監視します。ICDが頻脈を検出すると、あらかじめプログラムされた設定に従い、段階的な治療を行います。

  • 頻拍よりも早いリズムの電気刺激をかけることで頻拍を直す“坑頻拍ペーシング”
  • まずは弱い単発刺激で治療を行い、安全なタイミングで電気ショックによって発作を止め、発作を止めることができない場合は徐々に刺激を強めて同様の治療を行う“カルディオバージョン”
  • 心室細動が起こったとみなしたときには、カルディオバージョンよりさらに強いエネルギーの電気ショックを出して、細動を止める“除細動ショック”

また、徐脈がおきたときのためのペースメーカ機能も備えています

CRTとは(心臓再同期療法)とは

CRTとはCardiac Resynchronization Therapyの略で日本語では「心臓再同期療法」と訳し心臓内の収縮のタイミングのズレをペースメーカ等で補正することで、正常に近いポンプ機能をとり戻す治療法です。

CRT-D(両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器)は、通常のペースメーカ機能に加え、心不全治療機能のCRTと致死性の不整脈(心室頻拍、心室拍動)を治療するICDの機能を搭載した植込み型の治療機器です。通常の右心室のペーシングに加え、左心室のペーシングも行い、右と左の両方の心室をペーシングすることにより心臓機能の改善を目指します。また、頻脈がおきたときにはあらかじめプログラムされた設定に従い、ICD同様、“坑頻拍ペーシング” “カルディオバージョン”、“除細動ショック”等、段階的な治療を行います。